「請負契約書」で最も重要な項目は、作業中の事故対応についてです。
誰しも故意にお客様の備品を壊したりすることはなく、ほとんど作業中の不注意でおきてしまうことです。
しかし、作業中の不注意は、大きな代償になることもあります。
ある例ですが、クリニックの作業現場で「胃カメラ」の撮影部分に作業道具があたり破損させたことがあり、すぐに連絡して、修理の依頼をしたのですが、医療機器といった特殊な機材の修理代はとても高額なものだったということがありました。
このような作業中の事故で必要なのが「請負賠償保険」です。
この保険は、清掃作業のような役務サービスで、作業中に起こった事故に関して、保険処理をしてくれるものです。
ほとんどの損害保険会社で扱っているのですが、加入には事情に精通した保険代理店を選ぶことが必要となります。
高いところから工具を落としてしまい、歩行者に怪我をさせてしまうことも、考えられることです。
「お掃除ビジネス」をするなら、プロとしての責任があり、「請負賠償保険」への加入は、その責任の一部なのです。
また、「請負契約書」と併せて、個人情報保護の観点から、「個人情報に関する契約書」を発効している会社があります。
お客様の個人情報と併せて、お客様が保有する「個人情報に関する取り扱い」についての契約書を、請負契約書添付することによって、配慮と信頼性を確立することになるからです。
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